ad
戦場に限らず、地震などの天災、事故などの人災で怪我で
死亡した人の9割が、
という事が、米軍の調査で明らかになっている。
そんな事態を救ってくれそうな魔法のガーゼが、
今、外国の警察や医療現場で試験的に導入されている。
体にとりこまれる魔法のガーゼ
その魔法のガーゼの名前は
ウーンドクロット
イスラエルの化学会社、
コア・サイエンティフィック・クリエーションズ(CSS)が、
開発した、体のどの部位にも使える『用途別』のガーゼだ。
一見普通のガーゼだが、違うのは成分。
セルロースで出来ているので、これが血液を1~3日程、
皮膚表面でゼリー状に溜める役割を果たす。
これを傷口に貼っている間に、
血液に含まれる凝固成分が働き出血が止まるメカニズムだ。
さらに凄いのは、このガーゼ
最終的に体組織に血液と共に吸収されてなくなる。
ガーゼの主成分は、体に取り込んでも
それだけ害はないという事が、画期的だ。
救急現場や手術現場にこそ威力を発揮する
このガーゼが威力を発揮するのは、救急の現場だという。
CSCの最高医療責任者ティモシー・コークリーは、
30年近いキャリアを持つ救急医。
心臓手術や、歯科治療から、日頃の僅かな擦り傷まで、
最初の処置がものを言う外科医療に、ウーンクロットは
最高の威力を発揮するらしい。
一番役にたった事例としては、
血栓を防ぐ薬を飲んでいる女性が
口の中を切ってしまった時に、このガーゼを使用し
助かった事だ。
スウェーデンでは、火傷の皮膚移植に使用されている。
現場の声を汲み取り商品化に持ち込んだにも関わらず、
販路は未だEU諸国と北欧諸国の一部に過ぎない
あえて踏み入ったニッチの分野
あまり知られていないが、イスラエルは
国内総生産(GDP) の8%がヘルスケアに充てられ、
世界有数の国民健康保険を提供している国
でもある。
製薬関係、医療機器関係の強さにおいては
世界でも有数の力を誇り、新規参入をする為には、
既存の分野と競合しない、ニッチの分野でなければ生き残れない。
そこでCSCが目をつけたのが、
救急医療の現場だった。
出血多量で死んでいく人を救えるものがあるならば。
(C)CORE SIENCE CRIETIONS.INC
と、誰もが考えなかった分野にあえて踏み入った。
その観点が当たったと考えられる。
現在は軍や警察に導入して実績をあげなければ
販路を拡大できないという事で、
イスラエル警察に導入されているが、
将来的には、米国、豪州、日本を含む東南アジアにも
進出予定だという。
魔法のガーゼ、導入が待ち遠しい。
今、あなたにオススメ
ad
関連記事
-
-
三菱マテリアル爆発原因と過去のずさんな管理体制
2014年1月9日に起きた四日市市での三菱マテリアル四日市工場の爆発事故。 その事故の
-
-
稀勢の里、横綱昇進、その長い道のり
大関・稀勢の里(30)が、22日の千秋楽で、横綱・白鵬に勝ち 白星をあげ、横綱昇進の運びとなった。
-
-
ジム殺傷事件にみる、スポーツクラブでのモラル低下とは
今月22日、長崎県にある24時間営業ジムで殺傷事件があった。 事件があったのが、午前9時と午前中だ
-
-
【敬老の日】敬老、お彼岸に見たい映画3作
敬老の日や、お彼岸といえば、 お年寄りを労わりましょう。 と昔は言いましたが、どうでしょうか
-
-
こども食堂、学校朝食や地域サポートに広がりを見せるか?
親が忙しくて朝食を準備できない、経済的な理由で朝食を食べる事が出来ないという事情を持つ子供たちの為に