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今月いよいよ公開になるのが、

第89回アカデミー賞作品賞受賞のムーンライト


©eiga.com
この他にもある隠れた名作なども紹介していきたいと思います。

ムーンライト

劇作家タレル・アルビン・マクレイニーの半自伝的劇の映画化で、米国のリアルを描いた社会派映画。

’80年から現代にかけてのマイアミの黒人スラム街を舞台にし、そこで暮らす黒人青年シャロンの半生を追う。

シャロン(アレックス・ヒバート)は、麻薬中毒の母(ナオミ・ハリス)に育児放棄され、唯一心を許せるのは、近所に住む麻薬ディーラーの夫婦と同性の友人ケヴィン(ジェイデン・パイナー)だけだった。

大人になったシャロン(トレバンテ・ローズ)は、麻薬ディーラーとして稼ぎ始めるが、自らのアイデンティティを誰にも打ち明けられずにいた。
しかし、彼は自分自身が変わっていかなければ何も道は開けてこない事に気付いていく…

白豪主義のマイアミでマイノリティとして生きていく苦しみをリアルに映し出し、
ビックネームを使わず、低予算で撮影したにも関わらず、米国でこれだけ支持された理由は地道な作りながら本質をついているという所なのだろうと思う。
(TOHOシネマズ系列にて3月31日より公開)

LION/ライオン 25年目のただいま

幼い頃に迷子になり養子となったインド人の青年が、GoogleEarthを使い、故郷を探し当て、訪ねていくという実話を元にした映画。

時は’86年、インドの田舎で貨物列車から石炭を盗んでは町で食料と交換していたサルーは、ある日兄と共に列車に乗ろうとして電車の中で眠ってしまい、首都コルカタまで行ってしまう。

人身売買に遭いそうになりながらも、孤児院にたどり着いたサルーは、院長先生の厚意でオーストラリア人夫妻の養子となる。

それから20年後、ホテルマンとして何不自由なく育ったサルーは、ある日、ふとした事がきっかけで職場の同僚に自分の故郷の事を話す。

同僚に背中を押される形で、GoogleEarthと記憶をたよりにサルーは、生まれ故郷を探し当て行こうとするのだが…。

プライバシーの侵害の件など、何かと悪く言われがちなGoogleEarth。

1人の青年の人生を変える為に役にたったというのであれば、見直される面もあるのではと思わせてくれる作品。

『奇跡がくれた数式』のデヴ・パネルや、ニコール・キッドマン、デヴィット・ウェンハムなど、豪華キャストが華を添える。
(TOHOシネマズにて、4月7日より公開)

T2 トレインスポッティング

ユアン・マクレガーやロバート・カーライルらを一躍時の人にした前作『トレインスポッティング』から20年。
ダニー・ボイルが、彼らの20年後を描く。

麻薬密売で得た金を持って仲間を裏切りオランダに逃げていたレントン(ユアン・マクレガー)は、心身共に追い詰められ、故郷スコットランドに帰ってきた。

実家には父親しかおらず、かつての仲間が気になったレントンは、裏切ったとはいえ、シック・ボーイ、スパッド、ベクビーらを訪ねていく・・・

前作では、斜に構え俯瞰から見て、最後は金を持ち逃げしたレントンが、今回の映画では主観で語る所が違う。

危険に身を任せても若い頃と違いクールになれず、自分が選んだはずの人生に失望しているレントンの目線で描かれているのが見どころだろう。
(MOVIX、フォーラム、Tジョイにて、4月8日から公開)

前作をリアルタイムで観た人にお勧め。

ターシャ・テューダー 静かな水の物語

’08年に他界した米国の絵本作家で、美しいガーデニングやスローライフがが注目されたターシャ・テューダーのドキュメンタリー。

過去10年に世界各国で組まれたTVドキュメンタリのライブラリー映像に、未公開映像や、ここ数年のテューダー家の様子も加えた完全版ドキュメンタリー。

米バーモント州の山奥のコテージで、コーギーを飼いながら老後の一人暮らしを謳歌したテューダーの人生を息子セス、孫で絵本のモデルにもなったウィンズローの目を通して語られる。

人生を丁寧に生きてみたい、美しく生きてみたいという人にお勧めの映画。
(角川シネマ、シネ・リーブル梅田、フォーラム他、4月15日より公開)

いかがでしたでしょうか。
この他にも、4月公開の映画は話題作が目白押しです。
是非映画館に足を運んでみてください。

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