セネガルの日常”お金を乞う少年”~海外の実情を知る~
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あなたは何を思うだろう
この写真は「La lumière du Sénégal」に投稿されたもので、小学校教員としてセネガルのダーラというところで働いている女性が撮った写真である。「お金をくれ」とずっと付きまとってきた少年の画像だ。
セネガルにはマラブーと呼ばれる宗教指導者がいます。
タリベと呼ばれる子どもたちは、親元から離れ、マラブーの下でコーランを学んでいます。
(コーランはキリスト教でいう聖書)でも、マラブーは食べ物や服は与えてくれないので、子どもたちが自力で探さなければいけません。
セネガルのテランガ(おもてなしの文化)だからこそ、生きていける部分もあると思います。
どこの家庭でも、食事中、もしくは食べ終わった後にタリベの子どもたちに
ご飯を分け与えています。タリベの子どもたちもその時間を見計らって
小さい容器とともにやってきます。
沢木さんの深夜特急などを読んだ人なら理解が容易いかもしれないが、このように物乞いをする子供というのは、インドなど貧しい国には多くいるそうだ。セネガルでもこの行為は日常茶飯事らしく、いつも小さい容器を持ってやってくるらしい。
これが事実なのか。これが日常茶飯事なのか。
お金をあげない、その意味とは
道をあるいていると、必ず手を出して「マイマジュローム」と言ってきます。
25フランちょうだいって意味です。(5円くらい)
いつもは私は名前を聞いて、その差し出された手に握手をして、笑顔でまたねって言います。
たいていのタリベの子どもは、これで終わります。彼らも笑ってまたねって言ってくれます。
でも、今日の1人のタリベは違いました。
私が学校を出て、家までの道で1人のタリベの子どもが何も言わず手を差し出してきました。
私は「お金ないよ」って言いました。それでもついてくるので、名前を聞いていつものように握手をしました。またねって。
でもその子はどこまででもついてきます。
本当にどこまでも。
私はたくさんの人と挨拶をして、出来るだけ時間をかけて帰るようにしました。
その子が諦めて帰るのを期待していました。
でもその子はどこまででもついてきます。
多くの旅行者が遭遇する物乞いの子どもたち。彼らが求めているのは、日本円で5円。たった5円。私たちからしてみればあっても無くても変わらないような金額を、彼らは求めてくる。このくらいの金額ならあげちゃえよ、という声もあるかもしれない。しかし、ここであげてしまえば、彼らはずっと物乞いを続けてしまう。このシステムを根本的に変えなければ、一生彼らは物乞いとして生きていかなければならない。だから多くの日本人はあえて無視をするのだ。
ひどいことかもしれないが、私はこれを見て「日本のネコ事情」を想起した。おなかを空かした野良ネコを可哀そうだと思い、エサをあげる。ネコは餌を貰えるのだと思い、そこに居ついてしまう。餌を与えてくれる人がいなくなると、今まで何もせずに餌を手に入れてきたから餌の入手方法がわからなく、畑を荒らしたり、人間に被害を及ぼしてしまうというような話だ。
話を戻すが、その少年はいつまでも付いてきたらしい。この少年から逃れるのは簡単だったろう。しかし、これと同じような状況を深夜特急の沢木さんも経験していた。ある少年に付きまとわれたときの文章だ。
金をやりさえすればこのみじめな追いかけごっこが終るのはわかっていた。だが、どうしてもそれができなかった。どこかのチャイ屋に飛び込むか、ホテルまで走ってしまえば簡単なのもわかっていた。しかし、それは必死についてくる彼に対して余りにも卑劣な手段のように思えた。諦めるまで歩くより仕方がない。果てしなくついてくる彼に微かな恐怖を覚えながら、私はほとんど絶望的な気分になってどこまでも歩き続けた。(深夜特急3より)
逃げてはいけない、堂々と「人からお金はもらえない」という事を示すためなのだろうか。昔から続く、子供の物乞いは、今もなお根強く残っている。
お金をあげても、状況がかわるわけではない。そして他のタリベの子どもたちにはあげれないのに
この子だけにあげるには抵抗がありました。でも、きっと家の前にまでついてくるだろう
この子どもを家の前で締め出すこともできませんでした。
7歳くらいのボロボロの服を着て、何かを訴えるように泣いて、お金をせがんできます。
1時間くらいこんな状態でした。かなり葛藤がありましたが、25フラン(5円くらい)あげました。
これで本当に帰るのかと半信半疑で。
すると割とあっさり帰っていきました。
1時間の格闘の末、彼が勝ち取ったのは25フラン。
欲しいものは服でもお菓子でも、お昼ご飯でもなく、お金でした。
よく背景は知らないけれど、その子にとって25フランにどれだけの価値があったのか。
そしてどんな未来が彼らには待ってるのだろうか、そんなことを考えた日でした。
どんな対応がよかったのか、今でもわかりません。
そしてそんな状態の子どもを写真にとるんなんて薄情に思えましたが
伝えるべき事実だと感じ、写真におさめました。
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