追悼たかじんさん”胸いっぱい”の武勇伝数々…
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たかじんは豪快な男だった
関西の雄、やしきたかじんさんがお亡くなりになりました。関東在住の方でもご存知の方は非常に多いはずです。また、周知の通りとても破天荒な方で、その武勇伝は数知れません。
訃報にあたり、あらゆる芸能人の方々より多くのコメントが寄せられています。それらのいずれも、故人のお人柄を偲ぶとともに、過去のエピソードについて、懐かしさや、感動、感謝を込めたお気持ちが読み取れます。その中でも特に印象に残った出来事について書かせていただきます。
必要以上に”ぼったくられる”?!
トミーズ雅さんの話です。頻繁に夜の街に連れて行ってもらったある日のこと、「ぼったくりバー」にわざわざ入店したそうです。請求は「甁ビール2本で5万円!」。すると、たかじんさんは「暴力バーなら10万円取らんかい!」と、現金10万円を叩き付けたということです。ものすごいですね。そうしたら、その筋らしき怖い人が現れました。と、思ったら、宴会モード全開で盛り上がったらしいです。
もうひとつ、雅さんの結婚披露宴には、ホステスと芸妓9人を連れて出席し、祝儀は安価な封筒に鉛筆で「たかじん」と記してあるだけだったのに、中には50万円も入っていたとのことです。
義理人情に厚い一面も
二つ目は大平サブローさんの話です。ある時期、サブローさんは吉本興業から独立していましたが、やはり仕事は思うようには行かず、やがて復帰を考えていたそうです。その頃、たまたまクラブでたかじんさんに会った際、当時の吉本の会長と常務のところに連れていかれ、何をするのかと思ったら、「こいつを吉本に戻したっておくんなはれ 」と土下座をしてくれたそうです。
この行動により、会長と常務は納得しサブローさんとの手打ちとなりました。この出来事について、サブローさんは感謝するとともに、「涙は出るけど、まだ実感が沸かないですね」と突然の別れを悲しんだそうです。
まだ他にもいろいろあります。一晩で18軒梯子とか、料理コーナーでただ味の素が無かったといいうだけで、セットを破壊するとか。なんでそんなに味の素に拘ったのかわかりませんけど。およそ一般人には理解できかねる話が多いです。でも、多くの人々に愛されていたことはよく分かります。
私は関東在住なのですが、テレビの録画でしか、たかじんさんの番組を観る機会はありませんでした。観るたびにスカッとする爽快感はたまりませんでした。そしてMCのキャラとは真逆の余りにも切ない歌唱。なんと言っても早すぎる死、残念です。
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