*

何故男女の未婚率は増える?自分勝手じゃない事情があった

ad



  

男性なら50前、女性ならアラフォーで一度も結婚していない生涯未婚率は、上昇の一路を辿っている。

’15年の国勢調査では、男性の生涯未婚率は23.7%で、5年前に比べて3%上昇した。このままでいけば15年後の2030年には、
男性の3人に1人は未婚となってしまう

その原因はどこにあるのか。

20代既婚者はこう見ている

終身雇用制度があり、働いている人の身分が保証されていた時代は、結婚後は女性は家庭に入るか、職を続けるか、結婚後、パートとして復職しても続けることが出来るという選択肢を選ぶ事が出来たが、今はそうではない。

男女共々不安定な雇用形態にいつ足元をすくわれるか判らない状態で、自分の身を守るのが精一杯な人もいる。結婚まで気が回らない人もいるのだ。

その一方で、ミレニアム世代から見た、30代後半以降の未婚者への視線は冷ややかだ。
彼、彼女らは一番景気のいい時に生まれ、学校に通っている時にバブル崩壊。バブル時代の親に育てられているからか、さっさと家を出ている人も多い。

仕事帰りに、遊びちゃちゃくって、ライブに行きまくり、旅行に行く人生の先輩を冷ややかな目で見ている。
そんな事は子育てが終わって一段落してからでもいいのにと思ってるのだ。

母親の時代以上に競争が激しくなっている保育所、学校、お受験競争を切り抜けていくためには、若さと体力が必要な事を判っているからこそ、計算して20代で合コンや婚活に勤しみ結婚したのが判る。

彼、彼女らの目には、片親であったり、難病があるなど、何等かの事情で結婚出来なかった人を除けば、人生設計に失敗したも同然なのだろう。

世の中男女共々シビアである。
男性であれば、肩書と経済力でカバーできるのは40すぎまで。女性なら35から40前までが限度と言われている。

特に女性は男性の性格、男性は女性のルックスにシビアなので、男性であればいくら年収が1000万あったとしても性格に問題があれば却下だろうし、女性であれば、ウェスト1mで厚かましく生意気な女性と男性は結婚したいと思わないだろう。

結婚相手はクセのない人を選ぶ修行のようなもの

結婚に求める条件で問題になるのが、
結婚相手は自分より若い人でないとダメという事だ

男性は特に、これ以外はすべて譲歩するが自分より年齢が上の女性はやめてほしいというのが、婚活連敗要素に繋がっていて特に、地方出身の長男や実家暮らしで無駄に貯金が増えているのにケチな男性にこうした傾向がみられる。

この様な男性から『オレの子供を産んでほしいから結婚して』といわれて誰が結婚に応じるだろうか。100%却下されるだろう。

男性の目から見て痛いのは、若い男性や、魅力的な男性に的を絞っている行き遅れの女性だ。FBの近況やブログや、いい年してアイドルの追っかけや出待ち報告、はたまた2ショットの写真で埋まっているものだとすれば、痛い人になるだろう。

こういう女性は、
『電車男における陣釜さん』よりたちが悪く、同じ職場に自分より人間性が上の同性が入って来ると、あらぬことを言いふらし追い出そうとし、年下の可愛い子が配属されると、本当は歓心もないのに歓心があるふりをするという底意地の悪い事もする。

この様な人は、自尊心と見栄と、20代の頃にチヤホヤされたという成功体験で生きているので、チヤホヤされてキラキラされないと自分を保てない。

その為、普段の服装は、かなりみすぼらしく、落差が激しい為、男性からしてみれば、当たり前の事に気を使ってほしいと思うだろう。これが結婚出来ない要因であり、男性からみれば悪友の領域を出ない女性ワースト1なのだ。

部屋が散らかっている人も男女共々要注意だ。趣味が
ライブ行きまくり、バカったかい旅費を使って僻地へ旅行する事と飲み歩きという人であれば、浪費癖も覚悟しなければいけない。

最も、その反対に無趣味というのも老後が心配なので、ほどほどに自分ひとりで楽しめる趣味を持っている人はクセが無くて安心だろう。
ただし、1人で出来る趣味とはいってもヒトカラ(一人カラオケ)や麻雀、パチスロといったものは、趣味とはいえないし、お茶お花といった気取ったものも趣味偽装と思われるだろう。

男女共々、結婚相手はいかにクセのない人を探すか、いかにお互いの生活に負担がかからない人を探すかがポイントになる。それは趣味一つとっても同じ事なのだ。

自分語りや持論のふりかざしは論外

結婚相手を探すには趣味を通じて探すのが良いというのが、昔の通説だったが、今はその通説が仇になりつつある。
何故なら趣味のサークルは多かれ少なかれ
自分語りをする自慢大会になりがちだからだ

本人にそのつもりはなくても、こんなに色んなことを知っていると、延々と語る人は、男女共々本当の意味でリスペクトはされない。
人の話に耳を傾ける傾聴力のある人は尊敬されるが、そうではない人は、やがて消えていく事になる。

また男女共々、40を過ぎると持論をあちこちでふりかざす人が出てくるのでこれも、結婚対象からはずれる原因になる。

以前、40半ばの友人が、出張でリラックスしたいからという理由で新幹線のグリーン車を取った。が、おりしも時期はお盆で、帰省の家族客でグリーン車は賑わい、彼は騒がしい子供やお年寄りを注意しようともしない家族連れに腹がたったというのだ。

その時に『私が若い時は、マナーの悪い人はグリーン車なんか高くて乗れるものじゃなかった。』と周囲に説教をしはじめたので、周囲の人間はドン引き。彼は、社内でもこの説教ぐせが災いし、別部署に左遷されている。

こんな理由で左遷される人が婚活で勝てるだろうか、収入云々よりも、こうした所も結婚の対象として女性は見ているのだ。

いかがだろうか。
男女共々、特別な事情がないにも関わらず結婚できない人に共通するのは、自尊心が高すぎて、自分を変えない頑固さがあるのが判る。

相手は変えられないが自分は変える事が出来るのだ、それが判れば、ハードルは下がるのではないだろうか。

今、あなたにオススメ

ad



関連記事

確信犯の心理は特権意識?撃退法を徹底解明!

確信犯って公私共々周りにいると腹が立ちますね。人間関係の輪を乱すだけでなく会社の組織にも影響を及ぼし

記事を読む

楽なバイトで3時間12000円を得た体験談

実働3時間で12000円貰えた話 先日、手持ちのお金がわずかでピンチだったので、日雇いのア

記事を読む

【保育士不足】保育士人材難・潜在保育士が出てこない理由とは?

夏の終わりから、今の季節まで、 幼稚園や保育園の入園案内のチラシが新聞の折り込みで入っている。

記事を読む

政府の解雇規制が非正規雇用者を搾取する現代の”身分制”

非正規雇用者は正規雇用者の”下人”なのか 家入一真さんが非正規雇用についてブログを書いてい

記事を読む

追悼モハメド・アリ・イチオシ3本のボクシング映画

'16年6月3日に、元ボクシングヘビー級王者・モハメド・アリが亡くなった。 享年74歳、死因は敗血

記事を読む