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スーパーチュースデーも終わり、共和党大統領候補者、
ドナルド・トランプ(69)の勢いが止まらない。
このままで行くと、7月の党全国大会の指名は獲得しそうだ。
偉大なる暴言王と言われ、大風呂敷の割に具体策に
乏しいトランプが、何故ここまで人気を獲得するのか。
トランプが、人をひきつける理由
トランプは、自分の支持層を把握し、彼らが理解しやすい様に
庶民の簡単な言葉でメリハリをつけて話す。
支持層が何に不満を持ってるか的確に判断し、
彼らが不満を持っていそうな事に、同感、憤慨する。
偉人の言葉の引用は使わず、スピーチ原稿は自分の言葉で書く。
そのやり方が、憤慨する『標的』を決め、
暴言でコキおろすという形を取るので、
暴言王と呼ばれているだけで、基本は、
支持層が社会に対し、不満がある事を理解、共感し、
一緒に憤慨する。
三流選挙演説のように、
つまらない解決策は言わない。
この間の、
『保育園落ちた、日本死ね』騒動で、安倍総理の失言で、
一番足りなかったのは、トランプが持っているこの力である。
トランプに似ている諸外国の政治家は
過去にトランプと、そっくりな政治家が居なかったわけでもない。
仏右翼・国民戦線前党首ルペン(87)だ。
娘マリーヌに党首の座を明け渡したとは言っても、
政治方針や支持層が変わったわけではない
ルペンの支持層は、トランプの支持層と酷似している点も
注目すべき点だ。
有能な移民に職を奪われた低所得者層で、
自国の復活を移民排斥という形で願うものたちである。
その為、昨年の決選投票では国民戦線の独走を止めるべく、
与党・社会党と中道右派が歩み寄るという事態も起こった。
娘の代となり、父ルペンの代にあった反ユダヤ主義を
表向きは取り除いたものの、娘が党首となった今は、
イスラム教徒とグローバリゼーションを
敵視する政策をとる国民戦線。
フランスとしては、自国内での無駄な政治家同士の争いは
避けたい所だろう。
大統領になっても日米にとっては・・・
仮にトランプが勝ったすれば、
米国で創業しながら税金を米国に落とさないグローバル企業は、
真っ先に経済制裁の槍玉にあがる。
TPP問題は、都合のいい所だけ、解放しろとゴリ押しされるだろう。
ロビイストに左右されない政治家というのは
正直なところ成金なのだ、つまり
金のある奴強い奴
になってしまう。
人を操るノウハウだけ覚えた政治初心者を
大統領に選んでしまうのは、
大根役者を選んだレーガン以来の悲劇かもしれない。
あの頃の日本は中曽根総理だったが、今は違う。
今の政策のままでいくなら、
サンダースが大統領になる事が、
国際上望ましいとされているが、
どうだろうか。
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