メルセデス車のネット販売、一体誰が買う?
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メルセデス車をオンライン直販=若者ターゲットに―独ダイムラー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131203-00000011-jij-eurp
独自動車大手ダイムラーは傘下の高級乗用車ブランド、メルセデス・ベンツの一部車種について、オンラインで販売する初の試みを開始すると発表しました。
メーカーがオンラインで直接完成車を販売するのは珍しいとのことです。販売は3日から。購入できるのは4車種で、購入した車は販売店を通じてドイツ中で受け取ることができます。ただ、オンライン購入でも価格は店頭と変わらないみたいです。
価格は変わらない
ネット通販で値段が一気に下がったといえばパソコンがあります。DELLやGatewayの台頭で、1台20万円以上が当たり前だったパソコンは今では3万円台から買える。
そういうドラスティックな変化を車に起こさないために、ネット通販でも価格が販売店と変わらないという選択になったのでしょうけれど、車離れに歯止めをかけることが目的ならば、オンライン販売で値段を下げなければ意味が無いと思います。
中間マージンを省くのですから当然価格を下げるのは可能です。もし私がネットで車を購入しようとしても、価格が低くなるのであれば、オプションなどが多少実際見て違っていてもとくに気にならないかもしれませんが、価格が変わらないのに実際のものもイメージ通りに行くとはかぎらないのであれば、実際に販売店に行きます。この販売方法がうまくいくのかどうか見ものです。
どういった層が狙いなのか
しかしメルセデス、やはり何か策はあるのでしょう。一体どの層を狙いにしているのか?今回ネット購入が可能になるのが、「Aクラス」など4車種となるようです。
Aクラスってどんな車なのか、実際に購入された方の記事が参考になりました。
『大須は萌えているか?メルセデス 新型Aクラスを注文しました』
従来の小太り体型からスポーティなスタイルに一変したAクラス
メルセデスは従来、F1などに使用されてきた印象が強いそう。それがスポーティなスタイルになり、一般の人々の関心を寄せ付けた。
新型Aクラスが搭載するエンジンは直4・1.6Lのダウンサイジングターボ。「エコ方向に振ったターボ」
ダウンサイジングエンジンというのは、従来のエンジンの力(馬力?)はそのままに、排気量などを削減して燃費を向上させる技術とのこと。
また、メルセデス社は所有者(オーナー)の平均年齢を30~40歳にまで引き下げたいと言っています。
そして、一番ベーシックなタイプA180のお値段は¥2,840,000です。
「高級車」ではなく「一般車」に近く
こうして見ると、ターゲットは「金持ち」ではなく庶民ではないでしょうか。
手の届かないと思っていたメルセデス・ベンツ。それがネットで販売されるという情報を聞き、調べてみたところ「意外と安いじゃないか」となる。また、その実用的な機能を知り、実際に購入意欲をわかせること。
それが今回の狙いではないかと予想しました。
とりあえず私もベンツ欲しいです。
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