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ドローンが食事を運ぶ店がオープンするなど、
外食産業では、コスト削減という意味でサービス特に
人件費を削減している。
そんな中、2015年8月末に、米サンフランシスコで
オープンした世界初無人ファーストフード店が好調なようだ。
ウェイターもない、支払いはクレジットのみの店
店の名前は
『eatsa(イーツア)』。
店内にはウェイターもレジも清掃係も居ない。
注文用のタッチパネル画面が並んだ機械と、
注文した商品を受取る電子レンジの扉状の棚が
コインロッカーよろしくズラリと並んだ店内だ。
詳しくは下の動画をみれば一目瞭然。
支払いはクレジットカードでのみ受付。
カスタマイズもタッチパネル状で行い、
オーダーを通せば、後は出来上がるのを待つのみ。
メニューはベジタリアン向け
共同経営者がGoogleのプロダクト・マネージャーという事もあり、
メニューは、キヌアの入ったサラダボウル8種類と、
チップスのサイドメニュー、
ドリンクというシンプル構成。
サラダは全て6.95ドル(約830円)に統一されている。
電子決済できるサラダバーという感覚が、現在のeatsaの
位置づけだろう。
サラダもテリヤキソースや、カレー味、地中海風、
チリコンカンなど、これからバリエーションは
増える予定である。
この手の店は日本で流行るのか?
eatsaでは、ランチタイムにはサラダボウルなどの補充の為に、
7人程のスタッフが、店のバックヤードで調理をしている。
では、この店の様に、注文はipadや携帯などの端末から済ませ、
後はセントラルキッチンでという方式はあるのだろうか。
一部の自家焙煎コーヒーでは、自分の好みを店の
タッチパネルに入力すると、本日のコーヒー、
3~4種類の中から、自動的に好みにあったものを
選んでくれる所がある。
だが、何事も全てこの手の機械任せにしてしまって
いいのだろうか、という懸念も残る。
そもそも私たちは外食産業では何に対して対価を払うのだろうか?
機械に向かって注文して、
機械の向こうから無言で商品が出てくる様な店であれば、
おもてなしは何ひとつ期待できない。
極論こうしたサービスを期待出来ないのであれば、
口コミで評判の惣菜店でサラダボウルを買って、
景色のいい所で食べればいいだけの話である。
この様なサービスが広まるかどうかは、
いささか疑問だと思う。
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