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60を超えても会社に居座り存在感なくデスクに座っている大人しいおじさんを『妖精さん』と呼ぶのは定着しています。働き盛りの20代~40代の給料よりも高給なのに一日中何もしてない嫌味もこめてです。
が、ここ数年公私共々、働き盛りの20代~40代の周囲の人間に自己主張を押し付け無駄な摩擦を繰り返す『妖怪』が幅を利かせる様になってきました。
何故妖怪さんが幅を利かせるのか、企業は妖怪をクビにしないのでしょうか。
役にたつ60代になる目安は40代前半で決まる
公私共々役に立つ60代になるには40代前半の生き方で決まります。
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60代で妖精さんになっている人の40代は’00年問題があった時。既にバブル経済は終わっています。厳しい事を言う様ですが現在60代の人は、周りが面白おかしく遊んでいた30代で気持ちを引き締めておかなくてはいけなかったのです。
40代前半に頑張る事が出来ない土壌が出来たのは他にも以下の要素があります。
- 年功序列、終身雇用制度は自分の年代では保障されると思っていた
- 不況は自分より年下の年代が割を食うもので関係ないと思っていた
今となっては耳を疑いますが、妖精さん、妖怪となった彼らは20年前40代だった時、本気でそう思っていたのです。
妖怪は自分を頼れるアニキだと思い込んでいる
現在の60代は公私共々社会への貢献度と知性、寡黙度の三点から考え3つに分類されます。
- 頼れるアニキ(ヘッドハンティングされ知性もあり必要以上に喋らない)
- 妖精さん(実力がないのは判っていて公私共々黙っている)
- 妖怪(プライドばかり高く、使い物にならない)
厄介なのは妖怪が自分の事を『頼れるアニキ』だと思い込んでいる事です。『妖精さん』は業務連絡程度の挨拶で済ませれば腹も立ちません。ですが妖怪は『自分が周囲から必要とされている』と勘違いし、やたら絡んできます。
会社→妖精、趣味の場→妖怪になる老害が危ない
60代の老害と言うべき妖怪には行動パターンがあります。彼らは非常に厄介です。この図は公私共々に当てはめてやってみると参考になります。
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- 会社では妖精さん、公共の場では妖怪に変貌する奴が一番危ない
- 体力気力の限界を感じると『オレって年だから』と年齢を言い訳にする
- そのくせろくでもない昭和な知識をひけらかす
- 昭和なメディア、媒体は大好き
- 周囲からおだてられているのを薄々判っているが認めない
- 仕事ぶりはそこそこ
- ムダな事でキレて威張る、大人しそうな女性を見ると捕まえて長時間語る
- 認知症予備軍
思い当たるフシはないでしょうか。
妖怪最大の敵は公私共々充実している40代
妖怪最大の敵、認めたくない存在は公私共々充実している40~50代です。彼らが手にしたくても出来なかった夢を持っているのが彼、彼女たちです。
彼、彼女たちの方が資産もあり、大きな家に住んでいる上、人間としての品格も上であればプライドはズタズタです。
妖怪は、そんな40代~50代を目の当たりにした途端『認めて貰おう』とありとあらゆる手段で食ってかかります。その様は醜いものです。彼らはプライドが高いので『オレだってあの時努力していればお前よりいい暮らしが出来た』と言わんがばかりに、ろくでもない手で潰しにかかろうとします。
妖怪=老害といわれる所以はここにあります。でも彼らが老害になったのは彼らだけの責任ではありません。彼らの上司世代のモラルにも問題があります。
彼らの上司世代は現在80代後半です。年功序列で出世したものが偉いと考える男性が9割の社会でした。近年ですと森元総理の女性蔑視発言でもわかりますね。
起業の60代妖怪が増える背景は、彼らだけの責任ではないのです。
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