外国人の方が知っている？空中庭園展望台って

大阪・キタ梅田といえば、貨物跡の再開発地である、
グランフロント大阪やルクアイーレが注目の的だが、
外国人が何故か、ここを通り越して目指している場所がある。

それも地図片手に。

団体客が来る事もある。

グランフロント大阪の前を通り過ぎ、地下通路を通りぬけ
彼らが目指すのは、梅田スカイビル。

何故なのか。

突如として外国人がスカイビルのある、
新梅田シティを訪れる事になったきっかけは、

’08年の英Times誌の記事。

『世界を代表する建物』として、梅田スカイビルは、

パルテノン神殿、オペラハウスなどの威厳ある建物と並び
紹介されたというのだ。

今では関空からの外国人向けツアーの一環に
梅田スカイビルを巡るコースも組み込まれている程の人気。

欧米の建築家も、どやどやと訪れ、
入場券を購入し、あの空中庭園を見て回っている。

地元大阪の人間の反応はどうか。

’93年に完成したこの建物。
関西の人間からしてみれば、バブルの遺跡にしか見えない。

足を運んでいる日本人といえば、3階と4階にある
単館系映画館に様のある人間だけ。

映画館の窓口と、空中庭園の窓口は同じ階なので
映画を観に来る人は、またかという目で見ている。

淀川花火大会がある日だけ、40階の空中庭園に
お金を払って入る人も多かったのではないだろうか。

だからといって、行く価値はないのかといえば、
そういうわけではない。

空中庭園は、39階、40階、屋上と3フロアに別れていて、
滞在時間は思うまま。

レストランも、バーもある。

夕方から夜にかけて、天気がよければ大阪の街を
一望出来る。

花火大会や、カウントダウン、クリスマスなど、
繁盛記には別料金になるそうだが、
一度も行かずじまいというよりは、
外国人がこれだけ騒ぐのだから、行ってみては
いかがだろうか。