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日本人横綱・稀勢の里誕生で、近年稀に観る事ない、相撲ブームの中、密かに注目を浴びているのが、元小結・高見盛(振分親方:40)が、今季臨時で土俵下の審判委員を務めている事だ。
審判委員って
審判委員は、6つの一門から、5人の親方が交代で務め、土俵際で勝利を見極め、物言いの際には土俵上で協議する。
部長、副部長以外は幕下以下の取組で場内説明もしなければいけない。
(C)asahi.com
代役を立てる時は、原則同じ一門というので、今回は怪我で休場した陣幕親方(元幕内・富士乃真:56)の代役として振分親方に白羽の矢が当たった。
普段は記者クラブに在籍している振分親方は、覚える事の多さと正確さを求められる事で、パニックになると言いつつもこなしている。
審判という仕事、それほど危険なのだろうか。
力士が空から降ってくる
職業柄、土俵際で勝負を見極めるのが審判委員なので、体重三桁の力士が
空から降ってくる
というリスクもある。
陣幕親方が休場している理由も『空から降ってきた力士』に怪我させられたからなのだ。
陣幕親方、現役時代から力士が土俵の上から振ってきてケガをする不運に見舞われていてた。’89年の秋場所に控えで座っていたら土俵上で相撲をとっていた別の力士が落っこちてきて右足を骨折、全治二ヶ月の重症だった。
引退し審判になった後も、’01年に十両の須佐の湖が落ちてきて右足骨折、落ちてきた力士に足を踏まれ捻挫、この手の骨折とケガが絶えない。
ケガでなくても、’15年の初場所(東京両国国技館)の際にはインフルエンザに見舞われ、代役を急遽、東関親方(元幕内・潮丸)に頼むほどだった。
これだけある種の不運に見舞われる親方なのだから、代役は厄払いの意味もこめて、福の神の様な振分親方に頼んだ方が無難だろう。
(C)exblog.jp
今回も例にもれず、振分親方は、取り組み2日目の13日、隠岐の海と琴勇輝の取り直しの一番で琴勇輝が、まさしく『空から降ってくる』目に遭った。
幸いにも、振分親方は、とっさの判断で体制を立て直し、無傷で、その後の審議に移り、周囲を安心させた所ので、代役を頼んだ陣幕親方も安心しているに違いない。
陣幕親方は、あまりにも不運すぎるが、審判が思った以上に大変な職務である事は判るかもしれない。
振分親方の審判委員は今季限りだが、今季の活躍が目覚しければ、いつかまた採用される時もくるかもしれない。
角界のロボコップの、新たな進出を祝うは案外はやいだろう。
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