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公私共々、人間関係で出逢うと為になる人は『できる人』だ。
ここで言う『できる人』とは、『仕事ぶりを評価されている人』という意味ではなく、
人間として様々な分野の人から信頼されている人の事である。
『できない人』というのは、『仕事が出来ない、今の職場で評価されていない』にとどまらない。
仕事ぶりが、一部の人間に支持されていたとしても、自己愛が強すぎるなど人間性に問題があれば『できない人』となる。
これらは、経営者、ベテランのビジネスパーソン、若い社会人、学生と、年齢を問わず見られる。
できる人は、貴方の人生に充実感や、良い意味での試練を与えるが、できない人は、貴方の貴重な時間やお金を食いつぶす
では、『できる人』と『できない人』の見分け方は、具体的にどこにあるのだろうか。
目標は公言しない人が、できる人
『できる人』は
心の中で目標を立て、公言しない。
誰の意見も聞かない頑固ものではないのだが、孤軍奮闘する努力家で、コツコツと積み上げた努力が実る事を知っている。
一方『できない人』は、『オレはこんな事をやりたい』、『ここに行きたい』、『今日はこんな面白い話をする』など前置きが長い
彼、彼女らに共通しているのは、目標を周囲に言う事で、応援してくれる人を集めている、注目を浴びたいのだ。。1人では夢をかなえられない寂しがり屋で自己愛の強い人なのである。
彼らの周りには、イエスマンや、身内の様な人間が大勢いるので、当然の事ながら『へぇ~すごいね~』と彼らの夢がいくら下らなくてもウンウン頷いてくれる人間がいる。それが彼らを駄目にするとも知らずに。
『できない人』は、目標を言った時点で満足するか、イエスマンたちの賛同を得た後で努力をしはじめる。イエスマンの賛同を得た後からでないと努力できない人というのは『できる人』の部類に入らない。
誰かの応援がなければ企画を通さないだの、目標を公言しまくらないとやらないという人は、基本的に強気の小心者である。最大のライバルは、言わずと知れた『できる人=不言実行型』の人間だ。
不言実行型といっても、ただ黙ってやってるだけではない。私利私欲に無縁であり、承認欲求がない事が前提に挙げられる。。この手の人は、SNSをやっていても下らない事を書いて墓穴を掘るまねはしない。
できる人や、業績を残す会社は、ド派手なスローガンや目標を公言しない。
影でコツコツと努力している姿は見せない、イエスマンや友達に、頑張ってる姿を宣伝して貰うなどもって他、結果を出した時に、スマートに報告できるのだ。
大化けする会社は、予告もしない
最先端の技術、テクニック、デザインを市場に提供する人や、職人などは特に『こういうものを作ります』と先に断言してしまうのは、頂けない。期待値以上のものが出来れば市場で評価されるが、そうでない場合は二度と浮かび上がる事はないからだ。
技術の場合は特にシビアで、実装し、明日庶民が使えるもので、売り出して企業が儲かるもので、ワクワクするものが求められる。これらの条件を満たしたものが、ウォークマンであり、iphoneだろう。運べる音楽、スマホ一台から広がる無限の可能性、これらを端的かつ明解に示した2つの商品の成功がいい例だ。
米マサチューセッツ州に本社がある『ボストン・ダイナミクス』というロボ研究会社は、『人間の手伝いをするロボ』を次々と作り出しては発表する。完成品をいきなりネットで公開するので、技術分野では『実践力と完成度が命』である事や『こういうものを作ります』と制作発表していたのでは間に合わない事もよく判る。
日本に欠けているのは、『ボストン・ダイナミクス』の様なスピード感と、iphoneを生み出したような『万人に共感をもたらしつつも、最新鋭でワクワクするもの』を作り出す客観性だろう。
海外に比べ日本は『内輪が楽しい』という風潮でモノづくりを長々としてきたせいか、ここ10年来、殆どの電気メーカーが海外に押され、生き残ったのはパナソニックとソニーだけになってしまった。
これも本当の意味で『できる人』と『できない人』を社内で見分ける事が出来なかった功罪と言える。
できる人、できない人の見分け方は
私たちは、仕事場だけでなく、趣味の場でも、様々な人々に出逢う。
ならばどの様にして、『できる人』と『できない人』を見分けるべきだろうか。
まず『できる人』は仕事以外の話も面白い。
仕事や特定の趣味で知り合った人であれば、それ以外の話を振ってみればすぐわかる。ダラダラと自分が楽しかったイベントの話をする人は、話の面白くない人だ
当たり前の事だろうが『できる人』は、感謝の言葉を忘れない。
『できない人』は自分に利益をもたらしてくれる人にだけお礼を言っている
その人がブログやFBを持っていれば、口先だけでありがとうと言っていても、本当は何に一番歓心があるのかよくわかる。
以前、取引先からお礼の菓子折りを貰ったのに、ありがとうの、あの字も言わなかった上司が居た。その上司が、3日後、自分の写真入りカレンダーを作ってきてくれた女性部下の写真を派手にSNSにアップしていて、デカデカと有難うございますと書いていたのだ。
40前にして自分大好きが過ぎるのと、誰にお礼を言うべきか弁えていなかったという上司の常識のなさに、社内の人間はドン引きしたのだが、本人だけが気が付かない。
これは『できない人』の一例であり人間的に欠落している人の例である。これからの時代『白馬の王子様、馬から降りれば只の人』では、もう生きていけない。この上司も、今の会社をクビになれば現実は見えるかもしれない。
いかがだろうか。
『できない人』は要するに、自分が良ければいいのである
その為、企業であれば管理職に多い、サービス業であれば指導員など人気商売や専門職にも多くみられるので、注意した方がいい。
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