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料金2万円でも長蛇の列!ナイトプールで自撮りが人気の理由

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プールは泳ぐ目的じゃなく、楽しむ為のもの。

©travelbook.co.jp

日中のプールが家族連れでにぎわうのに対し、日が暮れてから営業するホテルのプールはインスタ女子やカップルで大賑わいだ。

決して料金は安くない。ちょっとしたディナーに行けそうな料金のものばかり
彼女たちを惹きつけるのは、何だろうか。

サマータイムとインスタ女子が火付け役

プールの夜間営業は、以前からあったが、知名度が上がったのは、’11年の東日本大震災以降。節電対策で、はじまったサマータイム導入だった。

爆発的人気となったのは、’15年ごろ。

インスタでリア充をアピールするインスタ女子の存在が大きい。
夜は日焼けを気にしなくていい所や、ナイトプールのライトアップ効果のおかげで、非日常な写真がお手軽に撮れるというので、有名ホテルのナイトプールには長蛇の列が出来ている。

プールを持つホテル側は、こうしたインスタ女子を口コミの宣伝に、積極的に取り組む為、プールサイドに10万円以上かけ、コテージを建て、異国情緒を演出。
はたまた有名プラントハンターを雇い、南国風に仕立てるなど、工夫を凝らしている。


写真映りだけでなく、リピーターを増やす為、有名DJや、雑誌とのコラボも積極的に行い、ホテルのナイトプール=オシャレ発信基地と位置付けている。

殆どのナイトプール営業は7月中旬から、18時~22時ごろまで営業していて、最終営業時間の一時間前にチェックインすればいい様になっている。
宿泊者割引があり、宿泊者の利用の方が安くなるのが当たり前だが、プールだけの利用でも長蛇の列というのだから驚きだ。

都内屈指の利用料の高さを誇る、ホテルニューオータニ(千代田区)のナイトプールの利用料金は平日であれば8000円。
土日祝日だと1万円になるにも関わらず大入り満員である

値段設定を高くすることで、ラグジュアリー感を出し、子供の利用を少なくし、大人を入れるというのが狙いだが、ニューオータニの戦略はあたった。

リピーターを増やすのが、ホテル側の経営戦略のみせどころ

ホテルの屋外プールは夏場の1か月半~2月しか稼働せず、ホテル側としては赤字事業である。
ホテルに限らず、遊園地でも昔はレジャープールを毎年稼働させていたが、今は閉演させている所もあるぐらいだ。

収益をあげる為には、ニューオータニの様に入場料をあげて、ラクジュアリー感を演出するための仕掛けをするしかないが、それがどのホテルでも成功するかも判らない。


京王プラザホテル(新宿区)は、都心のただなかにある、本館7階の屋上にあるプールで、6月の末から9月まで稼働しているプールだ。

こちらは、稼働時間を長くし、宿泊者であれば子供は無料にすることで、赤字を少なくしている。
が、そうすると、大人の利用者が少なくなってしまうで、昼はランチとセットのプランを付け、稼働率を上げている。

ホテルもプールがトレンドとはいえ、泊まって貰い、施設を堪能して貰う事が目的
京王プラザホテルの戦略は、その面では一歩進んだと言えるだろう。

ナイトプール営業と書いてあっても、利用者側は、入場の年齢制限を見る事も大事だ。
中には、デイプールから入りびたりという所もあれば、おむつを付けた子供が、沢山いる場合もある。

大枚叩いてホテルのプールに来たのに、入場料2000円程度の炎天下のレジャープールと同じ思いをしていたのでは、ナイトプールの意味はない。


そこで、ラグーナテンボスの様に、入場チケットをWeb限定にするなど、工夫を凝らす所もある。

ベストなナイトプールを選ぶには?

ナイトプールのブームに、乗って今年の夏、リニューアルもしくははじめてお目見えしたナイトプールがある。初のナイトプールとなったのがグランドニッコー東京お台場だ。

プールサイドでスパークリングワイン飲み放題と、バブル景気を思い起こさせる大判振る舞いがポイント。

宿泊するのであれば、宮崎シーガイアはお勧めだ。
シーガイアのナイトプールは今年リニューアルしたばかりで、クチコミでも人気だ。

ナイトプールを選ぶポイントは、お金がかかっても、クオリティの高い所を選ぶ事。人気イベントの日は、芋洗い状態になる事を覚悟しておく事、16~18歳以上など高めの年齢制限のある所を選ぶ事。
宿泊者限定、宿泊者限定でも子供は保護者同伴というプールを選ぶ事がお勧めだ。

そうでないと、レジャープールに来ているのと同じになる。

フルコースと同じ対価を払い、リア充をアップする以上は、この点に気を付けよう

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