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シェル(Cher)22年の歴史に幕…本店リニューアルの後なのに何が?

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エコバックで一世風靡したセレクトショップのCherが、3月末をもって閉店する。

©cher4649.sakura.ne.jp
5月末には中目黒のオフィスもクローズ予定で、残るのは昨年12月に起こした古着リメイクブランド『Malion』のみ。
鎌倉店を8月まで残し、今年中にブランドに幕を下ろす事になる。

旗艦店である代官山店も2年前にリニューアルしたばかりだというのに、何故だろうか。

自社ブランドを持つセレクトショップの先駆け

シェル(Cher)は、’95年、原宿キャットストリートの裏手にセレクトショップとしてオープン。
美脚ジーンズとして今は有名となった『アールジーン』にいち早く目を付け、’97年には自社ブランド2つとインポートの二本立てを織り交ぜた商品展開を行った。

©hatena.com


自社ブランドも、ベーシックラインの『フルーツケイク』と、お出かけ様の『ビアンカ・クローゼント』の2つに分け、そこにエコバックの人気が加わり、女子の憧れのブランドに急成長した。

引き際が見つけられなかった

しかし’15年にシェルは急きょ会社誕生20周年で、ブランディング変更や旗艦店全面改装など、斬新的改革を行う。
この時点で、以前のcherファンがかなり去っていったかもしれない。

©cher4649.sakura.ne.jp
新ブランドBeautifully Unruly(ビューティフリー アンルーリー)を立ち上げ、何者にも縛られない女性をイメージしファッションを提供しようとしてきたはずだったが、巧くいかなかったのかもしれない。


山崎嘉子社長は、仕事は大好きで、趣味の延長で遊ぶように楽しく働いていた。夢の中ですら仕事をしていた22年だった。
でももう何年も前から、自分たちの『引き際』というものについて考えてきたとコメントしている。

熱狂的に支持されていたブランドの末路なだけに、ファンとしては心残りだろう。

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