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オヤジのウンチクは、つまらない。
そのつまらなさといえば、オバサンのカフェの長話ぐらい罪である。何も生み出さない。
にも関わらず、本人たちは『有意義だった』と思っているのだから、とんでもない話だ。
最近では、そんなオヤジやオバサンを励ます専門の職業やHPも出てきているので、どんな事でも商売になるのだなとあきれてしまう。
後、20年後には、説教オヤジ、オバサンと化し老害になりかねないこの人たちだが、何故、こんな風になってしまったのか。
30代のラストチャンスまで、学びなおしをしなかった
ウンチクのつまらないオジサンや、実のない喋りを延々とし続けていても平気なおばさんの特徴として、
30代~40代に、意識して学びなおしや、人生の振り返りを行わなかった事である。
彼、彼女らは、自分と違う考えや生き方の人間を、あえてシャットアウトし、以下の様な人生ポリシーで生きている。
1:楽に
2:苦労せず
3:要領よく
だから人生に深みもないので、ウンチクも浅く、面白くない。これが暴走老人になった日には、怖いだろう。
実際にオヤジ向けのHPを見ると、実に下らないウンチクばかり毎日の様に更新されている。そんな事をしっていてもモテない上、尊敬もされないだろうと思うようなウンチクばかりだ。
学びなおしをしてなかったであろうオヤジが、バカウケして信望するウンチクランキングは以下の通りになる。
1:性やギャンブルなど本能に繋がるもの
2:筋トレなど、外見さえ整えればいいだろうというもの、その多くが勘違い
3:世間の見解と、はなはだしく的が外れたグルメウンチク
4:偏見に満ちた女性像を語るウンチク
こんなものがウケるのだから、ありとあらゆる面で学びなおしを30代~40代のうちにせず、無駄な自尊心でガードした結果、つまらない人間になったのが丸わかりなのだ。
若いうちから他人の意見に耳を傾けない思考回路が出来てしまっているのだから、高齢者になると、ますます他人の意見を聞き入れなくなる。
この事から、老害にならない為には、30代~40台前半が、人生学びなおしのラストチャンスという事になる。最も本人の性格次第によっては、30代半ばでも、学びなおしが不可能な場合がある。
では、何故この年齢から『人生の学びなおし』が必要なのか?
20代までは、否応なしに社会的変化がある
人間は、殆ど20代までは、何等かの形で否応なしに、大きな社会的変化を経験する動物である。
幼稚園は2年、小学校は6年あるとしても、近年めまぐるしく指導内容が変わり塾通いが当たり前となり、中学~高校は3年しかない。この間に、人生の様々な問題にブチあたり、進路を決め、就職先を決め、そして結婚をする人も居る。
30を過ぎると、20代まで生きてきた人生よりも、密度が薄くなる事は拒めない。
趣味に忙しいオバサンや、会社のお局から『私は忙しいですけれど?』と猛反撃を喰らいそうだが、それはあくまで趣味に忙しいだけ。
20代までの様に人生の選択で、否応ない環境変化を迫られたり、時間がなかったりという事ではないはずだ。
その辺りを、オヤジや、オバサンは多いに勘違いしている。
30代~40代に入ると、よくもわるくも人生の安定期に入り、これは年齢を重ねるにつれて、傾向として顕著になっていく。
周りの人間関係が、ぬるま湯になっていく事で、反省の機会がなくなるので、口から飛び出すウンチクも、つまらなくなる。
ルーティンから逃れてみる
では、30~40代の人が、『仕事以外ではつまらない人』から脱却し、老害とならない為には、どうすればいいのだろうか。
40代の人で『仕事を終電で帰ってきて。それから先の記憶がない』だの『出張の翌日は丸一日寝てるかライブに行く』という人がいるが、この様な生活習慣は、あすからやめるべきだ。
自分の中にある、ルーティーンを壊してみる事を始めてみれば良い。
映画『LIFE!』では、写真誌『LIFE』の写真現像を担当していたウォルター(ベン・スティラー)が突然解雇されてしまう場面からはじまる。媒体が雑誌からWebに移る為、彼の役割はなくなるのだ。
彼は会社のフォトジャーナリスト・ショーン(ショーン・ペン)に呼び出され、ある時は雪山へ、ある時は、よっぱらいの操縦する飛行機に乗り、ショーンを追いかけ、雑誌の最終号のネガの確保に向かう。
映画のラストは、ショーンは雑誌の廃刊を、早くから知っており、最終号の表紙はウォルターにしようと決めていた事、その前に、ウォルターを『日常のルーティンから抜け出させよう』と決めていた事を伝える、というものだった。
ルーチンに埋没しているだけでなく、これから冒険に出ようとしている人間を引き留めようとする、30~40代の人間がいるとすれば、それはもう未来ある人間とは言えない、ただのオヤジ、おばさん予備軍である。
これらの人々は、仕事に埋没している事で、それなりに満足しているので、周囲も満足していて当たり前と勘違いしている。事実、筆者もこのような、オヤジ予備軍に数年前から振り回されっぱなしでうんざりしている。
『LIFE!』のウォルターの様に、誰かが自分のルーティンを壊してくれるというのは物語に過ぎない。実際は、筆者の様に、ルーティンを守りたい変化を嫌う自己中なオヤジ予備軍に、人生の足を引っ張られる事が殆どだ。
30~40代が変わるためには、自分が意識して仕掛けていかなければいけない。それがその後の人生を決めるわけだが、その為には、自分1人で生きているわけではないという自覚も必要だ。そうでないと、起こした変化は、単なる傲慢や我儘と取られてしまうだろう。
ルーティンをかえてみる
仕事のルーティンを、いきなり大幅に変えてしまうと、ブーイングが来るのは当たり前だ。
私の知り合いでも、フリーランスで顧客もついているにも関わらず、顧客の要望をガン無視して、自分が仕事をした時間に仕事をして、顧客にはかなり無理をして来てもらっている男性がいる。これではただの時間泥棒にしか見えない。
この様に、ルーティンを変えるのに、いきなり大幅に仕事の内容を変更する事は、信用を失うことになるので、お勧めなのが、休日の過ごし方を変える事だ。
休日に一日中寝ている人や、何か予定を入れてしまう人は、その日を整理整頓の日や勉強に充ててみるといい。目立つ事が好きな人は、つい誰かに休日の予定を聞かれた事を考え、予定を入れがちだが、自分自身の棚卸も大事なのだ。
今の自分に足りないものは何か、内面を見直し、書き出す事も大事だと思う。
いかがだろうか。
気が付いたら、話す内容がつまらないオジサン、オバサンにならない為には、それなりに内容に磨きをかけておかなくてはいけない。
その準備は、30代~40代から必要なのだ。
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