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高齢化社会が進むにつれ注目されるようになったのが『健康寿命』である。
健康寿命を全うするとは
命終えるその時まで、健康でなおかつ人間として見苦しくない生き方をする事。
例えば、下の世話が危うくなったから、おむつをつけて映画館やフィットネスクラブに堂々と行く高齢者が居るが、あれは乳幼児がおもらしをした比ではないぐらい臭う。にも関わらず平然とする高齢者があまりにも多い。
この様な人が、堂々と優先座席に居座り続ける事とシートに臭いがつき、他の客の迷惑にもなる。これは『健康寿命』をまっとうしているのではなく、『ただ年をくって生きている』だけに過ぎないのだ。
『ただ年を喰って生きている』だけでは、尊敬されなくなった現在、『健康寿命』を延ばして尊敬される高齢者になるためにはどうすればよいのか。
フィットネスクラブで頑張る人は『健康』とは言えない
高齢者が、尿漏れや、おむつ、要介護、認知症、寝たきりになる原因の1つに『歩けなくなる事』があります。
自力で歩く為には、骨盤から太ももの内側に入っている『腸腰筋』と呼ばれる筋肉を適度に鍛えておくことが大事です。
腰と足の前側の筋肉の8割が繋がる腸腰筋が衰えると猫背になり、腰に披露が溜まると腰椎が縮むのでギックリ腰やヘルニアの原因にもなります。
太めでお腹が出ているおばあさんの歩き方を見れば判りますが、体が開いていてガニ股だと思います。
これは足の外側の筋肉だけ使っていて、太ももがきちんと上がらず、すり足で歩いているからです。この歩き方だ転倒しやすくなります。
足が開いているのは、足の外側に対して内側の筋肉が弱い証拠ですが、内側の筋肉が弱いと尿漏れの原因になります。特に骨盤底筋が弱いと尿漏れになりやすいので、これらを鍛える優しいストレッチを日常に取り入れてみましょう。
足の内側は、外側の筋肉に比べ弱いのが大半なので、膝より上に、エクササイズボールを挟んでしめるというトレーニングを行うのも良いでしょう。
これらのストレッチやトレーニングの長所は、自宅で出来る所です。
フィットネスクラブでやればモチベーションもあがっていいのでは、という意見もききますが、筆者がおすすめできない理由があります、それは、ここ20年来、フィットネスクラブに通うことで、かえって健康を損ねている高齢者が多いからです
スタッフもバイト感覚の人が多いフランチャイズのフィットネスクラブでは、還暦すぎの高齢者が、自分の体力年齢を勘違いしてレベルに合わないプログラムに参加した結果、体を痛めています。その理由が
1:お友達に誘われたから
2:特定のジャンルのスタジオプログラムにハマって面白くなったから
というものです、フィットネスクラブは、貴方の健康について、貴方自身が責任を持つもので、医者ではないので管理までしてくれません。
驚くのが、どう見ても初級クラスしか出来なさそうな70代のおばあさんが、先生の人当たりがいいというだけで、競技エアロに入ってくるだけででなく、何もできない友達を『貴方も出来るわよ~』と誘う事です。万が一の事故があれば、先生の責任になるのにスタッフも止めない。とんでもない話なのです。
20代~30代でも、若いからといって、ケアを怠れば後々に響くのは、相撲力士の休場騒ぎをみて明らかでしょう。
40代~60前のバブル世代は、フィットネスクラブ全盛期の恩恵を受けていますが、彼女たちが、激しいスタジオプログラムを一日に何本も受けたあと、ストレッチもせず家に帰るのを見て、要介護の道まっしぐらだと思います。
筆者は今、スイミングに通っていますが、そこに90代の認知症の疑いの女性が居ます。
フィットネス全盛期に60前だった彼女は、毎日スタジオプログラムに出まくり、ありとあらゆるフィットネスクラブに行ったのが自慢。が今はフィットネスクラブで作った友達が全員なくなり1人ぼっちで、戒名もつけたのに死ねないと毎日ぼやいています。
こういう人も、ある意味『健康寿命』があるとは言えない。『ただ長生きしている』だけの部類でしょう。
衣食住は、程々に
フィットネスクラブで頑張るだけ頑張り、移動は車という人や、ストレッチをしないで帰ってしまう人の健康寿命が縮むことは判ったと思います。
では、美しく老いるために、健康寿命を延ばすためにはどうすればよいのでしょうか。
『要介護三大リスク』である、運動障害、脳卒中、認知症を防ぐには、正しい衣食住をみにつける必要があります。
私たちの生活は衣食住を程々に整えておくことが大事と言えるでしょう。
食べ過ぎでもいけないし、運動も過ぎたるは及ばざるがごとしです。友達と逢うのが楽しいからという理由で飲み会で飲みまくったり、疲れているのに無理をしてイベントやサークルに参加するのは本末転倒です
食べる事も、年齢と共に内臓の消化能力が落ちていく事を考慮しなければいけません。特に60代後半からの内臓の機能低下は著しいものです。
筋肉を維持するためにはタンパク質を接種する事が良いとされていますが、タンパク質の分解消化は内臓に負担がかかります。。30代のボディビルダーでも、毎日プロテインを飲み続けると肝臓に負担がかかる事が判明しています。
その為、質の良い肉や青魚を少量と、大豆を中心としたものからタンパク質をとり、血中で分解する必要のない、BCAAサプリをとる事も考慮しましょう。
休養は、食べる事や、運動以上に重要です。
夫婦の場合、定年後に海外旅行に行こうとプランを立てる旦那さんがいらっしゃいますが、これはお勧めできません。
奥さんは旅行先まで、旦那さんの衣食住の世話をしなければいけないので、実質奥さんへのサービスにはならないのです。
それならば、夫婦別の趣味をもち、寝室も別にするべきでしょう。その方がお互い美しく老いる事ができます。
30~40代は、心の下準備をする
健康寿命を延ばすため、30~40代から出来る事はいくらでもあります。
例えば歯のメンテナンスです。
歯と歯茎の不調は命に係わるだけでなく、膨大なお金がかかります。60前になって前歯と犬歯以外は全部銀歯だったならしゃれにもなりません。
歯にお金をかけているかいないかで、貴方の素性を推し量る人もいることでしょう。
また老後に人脈を作るためには、30前から人の話を聞ける人になる様な人格を作っておくことが大事です。人気商売なり、先生、管理職という人になるとこれが難しくなります。
いつも趣味を通じて知り合った人とだけしか喋らないという人は
他人の話を聞いている部類に入りません。
その様な人は老いると、好き勝手な事を言う様になるので、素性が出てしまいます。
そんな風にならない様に気を付けておきたいのが、
誰が聞き手でも話すのは2割にとどめておくこと
これで貴方の健康寿命は磨かれていくはずだ。
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