【映画】バレンタイン一揆に見る商品プレゼンの誤算
暮らし, 経済, 社会 失敗, 商談, 思い込み, フェアトレード, サードウェーブカカオ, Bean to Bar
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バレンタイン・デーは、もうすぐというので
様々な目的でチョコを買っている女性は居ると思う。
ここ数年話題なのが、
Bean to Bar『生産者から板チョコまで』という概念で、
作られている『サードウェーブ・カカオ』
どの様なもので、一部のマニア以外に
生活に浸透するには、どの様な問題点があるのだろうか。
作り手の『魅せ方』にかかるサードウェーブカカオ
サードウェーブカカオというのは、
カカオハンターが現地に向かい直接良質なカカオを
買い付け、中にはカカオ農園で働く人々の労働を
補償するというもの。
’07年頃にNY・ブルックリンの『MAST BROTHERS』が、
『Bean to Bar』という言葉を使い始めた事から
一気に広がった。
日本でサードウェーブカカオの専門店のさきがけといえば
’14年12月に渋谷区・富ヶ谷にある
『Minimal』
続いて’15年11月に中目黒にオープンした
『green bean to bar chocolate』がある。
どちらの店も特徴的なのは、
いかにしてカカオの魅力をお客様に伝えるべきか
そのコンセプトが、はっきりしている。
『Minimal』の店主・山下氏は元経営コンサルタント、
『green bean to bar chocolate』も飲食コンサルが
手がけているだけあり、そのあたりの魅せ方は確かだ。
オンラインショップの品切れぶりを見ても判る。
素人の思い込みでは広がらない
一方、この手のコアな商品は、プレゼン方法を
間違うと広まらない。
その誤算と言える映画が、
『バレンタイン一揆』である。
『バレンタイン一揆』は、
児童虐待に取組むNGO・ACE設立15周年として
企画されたドキュメンタリー。
カカオ豆最大の生産地・ガーナで、NGOに所属する3人の
女子高生、女子大生が現地視察後、
フェアトレードチョコを広めようと、悪戦苦闘する話だ。
ここで問題なのは
彼女たちが何を誰に伝えたいのか定まらない事
劇中、彼女たちが街頭で素っ気ない板チョコとチラシ片手に
フェアトレードのサードウェーブカカオを宣伝しても、
周囲の大人は、
フェアトレードに今まで興味を持たなかった人を振り向かせ、
正しく理解し、商品を購入し続けて貰うには
どうすればいいのか
という具体案をアドバイスしない。
世間一般の通念として、この手の事を率先する人は、
理知的であるか、思い込みが激しいかどちらかに別れる。
理知的で分析力、客観力に優れていれば、
この様な事にならないだろうと、見ず知らずの人は思う。
市場に出回る小規模のフェアトレード商品なり、
マニアなものが思う様に売れない理由はここにある。
物事や商品を他人に勧める時の誤算
スターバックスや、ボディショップ、ハイアールアジアが
成功した理由は、商品もあるかもしれないが、
それ以上に
購買層を前もって考えて、なおかつ商品にホスピタリティも
持たせていた。
という事が考えられる。
前述のサードウェーブ・カカオが成功した要因も
ここにある。
どんなに技術が優れていて、仲間内や同業者の中の間では
神の様に思われる人であろうとも、
その分野に全く興味のない人から見て、
何か判らないが強烈な素晴らしい魅力を感じる。
と思われなければ、どうしようもない。
一部のマニアなものにしかウケない趣味にハマり、
気がつけば気の合う人とのみ喋っている人は
案外そこが生活上の盲点になっている事もある。
物事を広める時も、この点に気をつけなければいけない。
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