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スタバリザーブロースタリーの過熱ぶりに見る・意識高い系客に宣伝を任せて大丈夫か?

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スターバックスが展開する『リザーブ』の新店舗・『スターバックス・リザーブ・ロースタリー』が賛否両論を呼んでいる。

NYのロースタリーは、全く並んでいないのに、日本の並びようは、まるで行列の出来るパン屋か、USJだ

コーヒー一杯1200円というのはリザーブ店だけでなく、スペシャリティコーヒー店では、よくある話だ。
だが、リザーブロースタリーで、1200円払ってコーヒーを飲んだり、並んでまで入店した人がSNSで様子をシェアする様が叩かれているのは何故だろうか。

意識高い系が生み出す弊害

今リザーブ店やリザーブロースタリーに、せっせと足を運ぶ人が、20年以上前にスターバックスが日本上陸した当初からブランドを支えているかどうかと言われれば疑問だ。

インスタ映え、話題になっているお店だから行くという人の方が多いのではないだろうか


©starbucks.co.jp

となると本当のコーヒー好きは、熱狂ぶりが冷めてから行くかもしれない。

そもそもスターバックスが日本に上陸するまで、自家焙煎の店で出されるコーヒーは、1杯500円~700円というのが当たり前だった。

この価格を『高い』と思う人は、コーヒーに興味を示さなかっただろうし、コーヒーが本当に好きな人は、一杯をたしなみ、時に豆を買い、家で飲んでいたはずである。

が、スタバは、コーヒーやフラペチーノ一杯で何時間も居座るという客のモデルを作ってしまった。

そんな人たちと『一線を画している』と言わんがばかりに乗り込んできたのが、リザーブの客ではないかと思う。

私自身もリザーブ取扱店に行き、リザーブを飲む事はあるが、あくまでそれはコーヒーを飲みたいからだ。『リザーブセミナー受けてます』だの、『いいコーヒー店に行ってきました』という意識高い系の人の自慢話をカウンターで聞くためじゃない。

こうした『自称意識高い系』や『SNSでキラキラしたい系』の人たちが、コーヒーと空間さえ充実していれば、わざわざ見せる必要もないと思う人たちとの間にひずみを作っている事は拒めない。

では、一杯1200円のコーヒーを飲むために行列に並び、写真をSNSでシェアする人が、コーヒーに何の興味もない人からこれでもかと叩かれる理由はどこにあるのか。

何それ喰えるの?と思っている人に魅力を伝えられるか

リザーブ・ロースタリーは、日本は世界で5店舗目になるが、珍しさのせいか、お土産を何万円買っただの、何時間粘ったという評判が多く出ている。


©twitter.com

私自身、行列というものが、そもそも嫌いなので、日本進出前に、NYのリザーブロースタリーに行ったのだが、向こうでは全く並んでいない。いずれ日本も何年かして、もっと目新しい施設が出来れば、そうなるだろうと思い、行かないようにしている。

一時期、あれだけ皆、ブルーボトルコーヒーの日本第一号店に押し寄せたというのに、今はスタバリザーブロースタリーかと思うと、人の流れが変わってから行った方が、本物のファンが残っているのではないか、と思ってしまうのだ。

コーヒーは嫌いじゃない、むしろ大好きだし、スタバは日本に上陸する前から通っているし、他の自家焙煎珈琲店にも定期的に通っているからこそ、言うのだ。

だが、リザーブロースタリーのコーヒー1杯1200円が高いといいながら、フィットネスクラブの月会費に毎月トータル3万円、そのための交通費に月3万円払っているのが日常だとすれば、貴方はリザーブロースターに通う人を笑えないだろう。

どんな趣味や興味を持った事でも、何それ喰えるの?と思っている人に魅力を伝えられなければ、選挙の宣伝カー並に効力を失うのだ。

ここに来て『よかった』と思える人の、ツイートがこれでは、『コーヒー?何それ喰えるの?』と思ってる人に対し何の説得にもならない。

缶コーヒーで構わないがアイドルCDを山ほど買い込んで握手会に臨むヲタク中年男性に、このツイートを見せた所で、ロースタリーの素晴らしさは、微塵も伝わらない。

いかがだろうか。

今回は題材として、スタバリザーブロースタリーを挙げる事にしたが、世の中には、話題になっている事や、自分が夢中になっている事=すべての人が良いと思ってくれているとカンちがいする人が大勢いる。

それでは事業は一時期流行ったとしても、廃れていく原因になるだろう。

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