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秋は絶好の観光シーズンですが、たまに映画館に足をのばしてみるのもいいのではないでしょうか。
今回おすすめの映画3本を紹介いたします。

©eiga.com

イコライザー2

原作は’80年代に米国で放映されたTVドラマ『ザ・シークレット・ハンター』。

4年前に制作された同名映画の待望の続編で、監督は前回と同じくアントワン・フークワ。共演に『キングスマン・ゴールデンサークル』『ゲーム・オブ・スローンズ』のペトロ・パスカル。


マッコール(デンゼル・ワシントン)の現在の“表”の職業はタクシードライバー。裏の顔は元CIAエージェントの暗殺者。通称『イコライザー』。

CIA時代の元上官である親友スーザン(メリッサ・レオ)が何者かに殺害され、マッコールは極秘捜査を開始。
そして、スーザンが死の直前まで手掛けていた任務の真相に近づくにつれ、彼の身の上にも危険が迫りその手口から身内であるCIAの関与が浮上してきた。

タクシーの客を装い車に乗り込んだ殺し屋を退治するとマッコールはスーザンと最後に組んで仕事をしていたマッコールのかつての同僚ヨーク(ペトロ・パスカル)の部屋を訪ねる。
だが暗号化された通話記録を解読したマッコールは自分に刺客を向けたのもスーザンを殺したのもヨークである事実を知る…。

アントワン・フークワの作品は様々なタイプがありますが、デンゼルと組んだものや『ザ・シューター/極大射撃』の様に孤高の傭兵の様な、主人公が孤独であるものが質が高いのが特徴です。
今回は『キングスマン~』の出演の記憶が新しい、ペドロ・パスカルが敵役という事もあり、見ごたえもあります。
(10月5日より全国の東宝系、東映系、イオン系などの映画館で公開。)

LBJ ケネディの意志を継いだ男

大統領の職務に就きながら、今まで全く映画化される事がなかった男、ジョンソン大統領の半生の映画化。TVドラマでは『ブレイキング・バット』のブライアン・クラストンが演じ話題となった作品。

1960年の大統領予備選挙に民主党候補として名乗りを上げたリンドン・B・ジョンソン(ウディ・ハレルソン)。だが国民の目は、若きJ・F・ケネディ(ジェフリー・ドノヴァン)に注がれ、敗北したジョンソンに注がれる事はなかった。

ケネディの申し出により、副大統領候補になることに同意したジョンソンだったが、就任後、国政はケネディの弟ボビー(マイケル・スタール=デヴィッド)、マクマナラ国防長官(ジャット・ローマンド)らが中心となり、自分が国政の蚊帳の外に置かれていることに気付く。

1963年11月22日、ケネディが暗殺され、ジョンソンは迷う時間も与えられず、ケネディの死後98分で第36代大統領に就任。国民の深い嘆きの中、ジョンソンはケネディの遺志だった公民権運動を支持。

国民だがその後のヴェトナム戦争の突入でジョンソンは、司法長官となったボビー、師弟関係にあるジョージア州の上院議員リチャード・ラッセル(リチャード・ジェンキンス)と争うことになってしまう…。

JFKとニクソンに任期を挟まれたジョンソン大統領は、影が薄い存在として映画の題材として挙げられなかったのですが、近年注目されています。

ジョンソン大統領役にハレルソンを持ってきて南部出身のアクの強さを引き立たせたのは名案でしょう。

(10月6日より、シネマカリテ、センチュリーシネマ、小田原コロナシネマワールド、シネ・リーブル梅田にて公開)

嘘はフィクサーのはじまり

NYを牛耳るユダヤ系上流社会に食い込もうとウソを重ねてきた男が、イスラエルのカリスマ政治家に出逢った事で運命がドタバタに変わっていく辛口コメディ。

米国の政界で暗躍するフィクサーを真面目に演じたのは、10年前のジョージ・クルーニーだが、リチャード・ギアが演じるのは、そんなつもりはなかったのに、出世してしまった男のドタバタ劇です。

ユダヤ系上流社会に食い込もうとショボいウソを重ねてきたノーマン(リチャード・ギア)は、ある日、イスラエルのカリスマ政治家エシェル(リオル・アシュケナージ)に偶然を装って近づき、ブランドの革靴をプレゼント。

3年後。イスラエル首相に就任したエシェルと再会を果たしたノーマンは、“首相のお墨付き“を武器に超大物たちの間で暗躍し始める。

だがその計画にイスラエル法務省の女検察官アレックス(シャルロット・ゲンズブール)は目を付けぬはずもなかった…。

映画の冒頭部分は、ノーマンが甥で敏腕弁護士のフィリップ(マイケル・シーン)のコネや情報を頼りに国内にいるユダヤ人の上流社会に何とか食い込もうとユダヤ人投資家を狙っているのが判ります。

明らかに胡散臭く、投資家の秘書ビル(ダン・スティーヴンス)を追いまわした挙句逃げられてしまうシーンがそれをよく現しています。

そこから一変して、首相のお墨付きを貰った途端、周囲の評価が手のひらを返したかの様になる所は、日本の会社組織でもよくある事でしょう。
このピンチをいかにしてノーマンが切り抜けていくのかも興味深いと思います。
(10月27日より、シネスイッチ銀座、川崎チネチッタ、シネ・リーブル梅田などで公開)

いかがでしょうか。
誰が見てもはずれのないアクション映画から、ふらりと見ても笑わせてくれるものまで一度ご覧いただけたらと思います。

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