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最近よく見かけるようになったのが、飲食店の店長や
発注担当が材料をネットで購入する事、でも
魚はムリ
と思っていませんか。
実は、ここ5年来魚をネットで発注するビジネスを起こし
急成長してる会社があります。まさに
魚屋のアマゾン
ネットで鮮魚の仕入れが出来る会社、
八面六臂です。
ipadで全国各地の魚が注文できる
八面六臂の強みは、お店側が
ipadで全国各地の好きな魚を注文できる事
関東市場には上がってこない魚も注文出来る。
お盆前の夏ならば、和歌山以南の海にしか生息しない、
オシャレコショウダイ(写真)の様な魚もそう。
塩焼きもしくはお刺身で、頂くといい魚ですが、
飲食店に流通しない限り、私たちの目に
とまることはなかなかありません。
お店側は、会社が契約時に配布してくれるipadで、
本日の商品仕入れの明細を確認し、
仕入れられるので、欠品がないという事が一番の強みでしょう。
店によっては『今日は白身魚だけほしい』という日もあります。
そんな日に、
築地まで買い付けに行くというのはかなり労力と時間がかかります
これらの面倒を省いた点は、合理的ともいえるでしょう。
では、八面六臂の仕入れ、どうなっているのでしょうか?
中抜きもしつつ市場からも購入する
八面六臂の仕入れは猟師から直接買い入れる
中抜きもあれば、市場で買い付けるものもあります。
社長の松田氏曰く、
市場は顧客であり、自分を育ててくれるライバルである
だそうです。
そんな社長は、市場の優秀な目利きからいまや
『旦那』と呼ばれるらしいですが
もともと魚屋ではない
のです。
波乱万丈、三度目の正直の企業?
社長の松田氏は1980年、大阪府生まれ。
京都大学法学部時代はジャズに夢中になり、
ジョン・コルトレーンを敬愛し、
テナーサックスを拭いていたという顔を持っていました。
そこから先は波乱万丈、まさに、
やりたい事って何?
というモラトリアムな人生だったそうです。
両親が安定志向だった為、公務員試験を受けたものの不合格となり
浪人した結果、UFJ銀行に入行、マッキンゼーを受けるものの不合格。
金融ビジネスを起こすものの
資金繰りが悪化し倒産寸前に
次に声を掛けられた物流ベンチャー会社在籍中に、
水産流通系の人と話す機会があり、そこで出てきた事が、
卸売り業者と飲食店業者のやりとりは
電話やファックスが多く、飲食店側も卸売りもそれがジレンマとなっている
事だったそう。
これをヒントに松田氏は、当時
10億儲かっていた物流会社を辞めて企業
何故なら、雇われの身で、自分が会社の方針に意見できなかったから。
最初は取引先は僅か3件からはじまったこの会社、
ipadが2010年に登場し、会社がipadを顧客に無償提供、
アプリを通じてその日の在庫を注文するという
システムを作ってからは爆発的に顧客が増えました。
現在では取引先は関東圏だけなのにも関わらず2000件を超えたそうです。
今後は、この様なビジネスモデルが関西圏や東北、
九州にも広がってほしいですね。
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