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俳優のジョニデことジョニー・デップが、オーストラリアで
お犬様騒動を起こし、禁固刑になるかもしれない
可能性が高まっている。
事の発端は映画撮影
ジョニデの身に、この様な騒ぎが起こったのは、
彼が主演のブロックバスター映画
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ5作目
『Dead Men Tell No Tales(2017年8月11日日本公開予定)』の
撮影の為にオーストラリアに入国した時だった。
2015年4月、ジョニデが、オーストラリアに入国した際に、
事前に書類の届け出や許可もなしに、
二匹のヨークシャテリアを連れてきた事
で、一悶着あり、
最大10年の禁固刑もしくは、
最大で34万ドル(約3230万円)の罰金刑
になると、地元紙The Sydney Morning Heraldが報じたからだった。
各航空会社及び国によって、愛犬たちとの旅行は制限がある上、
ガイドラインは定められている。
殆どの航空会社は、事前予約を勧めており、それが他に搭乗する乗客との
トラブルを未然に防ぐという理由から来ている。
ではジョニー・デップ程のハリウッドスターは、
判っていて愛犬を連れて行ったのだろうか?そんなはずはない。
プライベート・ジェットで移動するセレブの落とし穴
ここ10年来急激目立ってきたのが、
プライベート・ジェットで移動する業界セレブの姿だ。
ブラックカードを持ち、世界中を旅行する事が趣味だという
本物の金持ちは、そんな事に金は使わない。
しかし華やかな業界に居る人間はプライバシーを保つ目的で、
プライベートジェットを使う場合がある。
それが今回仇になったとも言える。
民間の航空会社で愛犬との入国は、
事前手続きをすれば、この様な問題は起きなかった。
プライベートジェットで、いきなりオーストラリアに乗りこんで
騒ぎを起こしたのが、名前の知れた俳優だった事もあり、
叩きにあったという事なのだ。
オーストラリアの検疫の厳しさって?
今回の一件で、オーストラリア農林水産省は、
50時間以内に犬を国外に出さなければ安楽死
という過激な警告を発令。
ジョニデは、ヨークシャテリア2匹を連れ、
カリフォルニアに戻ってしまった。
これは、現地に住んでみる、留学してみないとお国の事情は
いまひとつ理解できないだろう。
オーストラリアは、コアラやカンガルーなど、自国の固有の動物保護の為に、
空港での検疫が世界有数の厳しい国となっている。
デング熱が他の国で流行した時に、私自身シドニーに行く機会があったが、
全身に殺虫剤をかけられて降ろされると思わなかった。
それぐらい異様に自国を守る意識がある国なのだ。
何の断りもなしに、愛玩犬を持ち込んだジョニデの行動が
この国の人間にとって目くじらものであるかは、
あの日の過激さから考えれば、判る。
ここは、世界に名前の知られる代表作を撮る俳優。
今後の動向を見守りたい。
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