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毎日育英会はどんな仕組みになっているの?新聞奨学生のメリットとデメリット、口コミをご紹介します!

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毎日育英会について
経済的に自立した上で学生として学ぶことができるというメリットがある「新聞奨学生」その中でも今回は、1968(昭和43)年に設立され76,600人以上のOBが社会で活躍している「毎日育英会」についてご紹介します。ライフスタイルに合わせて選べるコース制や、毎日育英会のメリットを見ていきましょう。

新聞奨学生のシステムとは?


新聞奨学生…一度は聞いたことがある言葉なのではないでしょうか。でも新聞奨学生がどんなものなのかよく知らないという方も多いはず。まずは、新聞奨学生とはどんなものなのかをご説明していきます。

新聞奨学生ってなに?

新聞奨学生とは、各新聞社が運営する奨学金の制度のことです。販売店での作業や新聞配達をしながら大学や専門学校に通うという方法で、返済不要の奨学金を貰って学費を支払いながら同時に給与も貰って自立した学生生活を送るというものです。

学費とは別に給与が支払われるので自分の生活を自分で見ることができる上に、部屋は販売店が準備してくれる個室を無料で使用できるため経済的なメリットが大きいのが特徴です。

新聞奨学生の制度を利用すれば、経済的な理由で進学を諦めることなく、進学することができます。将来、社会の役に立つ人材を育成するという観点から見ても大変有意義な制度といっていいでしょう。

どんな人が利用しているの?

新聞奨学生は、大学や専門学校に進学するために利用する制度です。特に、利用するために収入面での制限や資格などは必要ありません。

毎日新聞の毎日育英会では応募資格に関しては「適用地区の大学、短大、専修・各種学校、予備校(独学も可)に進学を希望し、毎日新聞販売所で仕事ができる方」としています。

ネットでは辛いと言われている新聞奨学生の声とは?

ネットでは辛いと言われている新聞奨学生の声とは?
インターネット上でよく聞かれるのが「新聞奨学生は辛い」という声です。確かに、働くことと勉強することを両立しなければならない新聞奨学生は決して楽なものではありません。インターネット上にある新聞奨学生の声を集めてみました。

新聞奨学生でよかったという声

辛いことばかりがクローズアップされやすい新聞奨学生ですが「よかった」という声もたくさんあります。

配達中、タクシーの運転手さんがコーヒーくれた!
心に沁みるなあ…おいしい
(引用元: https://twitter.com/kazuki_daapiyo/status/1116428279819292672)

高校生の皆さん、
やりたい夢があるなら、
いろんな道があるけど最後まで諦めないでくださいね!

都会に出たいけどそんな経済力ないって人、
中の人は新聞奨学生やってました。
およそ学生らしい学生生活は送れなかったけど、自力で卒業した達成感。

松江に残るも出るも、夢があれば素敵です!
(引用元: https://twitter.com/matsue_aruaru/status/1118630644962054144)

地方の若者は都会で学ぶ機会に限りがある。私は40年前、新聞奨学生として5年間勉強した。今、振り返えると都会で学べた意味は大きい。諸子、こんな選択も残っているよ。(旺文社 蛍雪時代 1975年6月号より)
(引用元: https://twitter.com/change_wecan/status/1118881233050583040))

働くことはとても大変ですし、嫌なこともある反面、達成感や配達中に人の優しさに触れられるということもあるのですね。

新聞奨学生ならではの辛さも

新聞奨学生をしていれば、辛いことや苦労もあります。どんな苦労があるのでしょうか。

配達の「は」!早起きしてーー。配達の「い」!今からーー!!
配達の「た」!た、溜まってる。。。配達の「つ」。疲れが。。。
(引用元: https://twitter.com/BOT_syougakusei/status/1118567388591484928)

新聞奨学生という仕事をしていて
身体と精神的に続けたくても続けられなくなってその場合、給付型の奨学金制度の仕事なので、途中でやめたら退会金やその後の引越しなど含めて大金がすぐに必要なんです。
外で仕事することが駄目で他で稼ぐこともできなくて困っています。
ぜひ、お願いします。
(引用元: https://twitter.com/saiakuno_zinsei/status/1118825592332283904)

やはり、途中で辞めてしまった場合に貸与されている奨学金を返さなくてはいけないという精神的なストレスや仕事の大変さがあるようです。

やはり新聞奨学生の制度を利用する時には「無理のないプラン」を選択することがポイントになりそうですね。

毎日育英会では3つのプラン(Aコース、Bコース、Cコース)が用意されているので、ライフスタイルに合わせることができます。

毎日育英会を利用して大学を卒業した体験談

毎日育英会を利用して大学を卒業した体験談
毎日新聞の育英会を利用して4年制大学を卒業し希望の会社に就職して活躍している方の体験談をご紹介していきます。

家が裕福でなくても進学できた

家が決して裕福ではなく、そして、4人兄弟の長男ということもあって進学にあたって経済的な壁がありました。地元には大学がありましたが、将来マスコミ関係の仕事をしたかったため東京の有名大学か実家から遠い国立大学を希望していました。

学費はともかく、一人暮らしは厳しいという状況でした。そんなときに、高校の先生から新聞奨学生の制度を利用することを勧められました。実家で購読していた新聞が毎日新聞だったこともあって毎日新聞の毎日育英会を利用することにしました。

経済的な理由で諦めかけた進学を毎日育英会のおかげで諦めずに済んだのです。部屋もコンパクトではありますが無料で用意してもらえましたし、給料も貰えるので実家に負担をかげずに進学できたことは今でも感謝しています。

就活で好印象だった

大学4年間は新聞奨学生としての仕事と、学業に追われてとてもハードでした。遊ぶ時間がなくて友達を羨ましく思ったこともありましたが、それでも新聞奨学生の仲間がいましたので、辛さと同じくらい良いこともたくさんありました。

そして、4年生になり就職活動が本格化したときのことです。希望していた企業の面接で毎日育英会の奨学生であることを伝えると、とても印象が良くなったようで「努力ができる優秀な人材」と言われました。
そのままその会社に就職して今に至っています。

大変なことが全くないとは言いません。ですが、経済的なメリットや就職活動でのメリットはとても大きなものでした。将来の夢が明確でそこに向かっての学生生活という目的意識がある人にとっては、新聞奨学生はとてもいい制度だと思います。

毎日育英会について

毎日育英会について
全国紙として知られている“毎日新聞”が運営している毎日育英会は、自力進学を目指す学生の支援を目的に1968(昭和43)年に設立された奨学生制度です。

現在までに、76,600人以上の毎日奨学生OBが誕生しており、社会で活躍しています。

毎日新聞販売所が奨学生を雇用して奨学金や給与を支給します。貸与された奨学金は在学中にすべて完済可能なシステムですので、卒業後に借金として奨学金の返済義務を負うことがありません。経済的なメリットがとても大きいのが魅力です。

奨学会のメリット

毎日育英会の利用にはたくさんのメリットがあります。まずは、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

経済的に大きなメリットがある

奨学会を利用するメリットとして最も大きなものが「経済的なメリット」です。 返済不要の奨学金を利用して学費を賄いつつ、給与は別に支給されます。ですので、学費と自分の生活費の両方をすべて自分で用立てることができるのです。そして、毎日育英会では、ひとりひとりに個室が用意されます。部屋代は基本的に無料ですから、家賃がそのまま浮くことになります。水道と光熱費に関しては自己負担ですが、部屋代が掛からないで余裕のある生活が可能になります。

学費貸付制度も利用できる

毎日育英会では、入学時などにまとまったお金が必要なタイミングで、規定する金額を無利子で借りることができます。

貸付制度の利用は自由ですが、借りた場合でも卒業まで奨学生として働くことですべて完済できるので将来、借金を背負う事はありません。

奨学金制度を利用したことで返済に追われ、中には自己破産に追い込まれる人もいるということが今、社会問題になっていますが毎日育英会を利用すればそういった将来の心配は無用ということになります。

また、通学費のサポートとして、月額5,000円を超える定期代を販売店が負担してくれます。

給料はどのくらいもらえるの?

毎日育英会のメリットとして「給与があるので自立した生活ができる」とご紹介しましたが、実際にお給料はどのくらい貰えるのでしょうか。

毎日育英会では選ぶコースによって給与が変わる仕組みになっているのですが、給与の平均金額はこのようになっています。

Aコース…配達(朝夕刊)+付随業務 給与:159,432円 休み:4週を通じて6日
Bコース…配達(朝夕刊)+付随業務 給与:130,020円 休み: 4週を通じて6日
Cコース…配達(朝刊)+付随業務 給与:126,130円 休み: 4週を通じて4日
(2019年4月現在)

一番、お給料が少ないCコースでも月に126,130円貰うことができます。部屋代はかからないので、これだけの収入があれば水道光熱費を支払い、食事をして十分に生活ができるのではないでしょうか。

原則、自炊となりますが、朝食と夕食が販売店で用意される場合には、月額29,000円が食費として給料から控除されることになります。

そして、年に2回、7月と12月には賞与ももらえます。計画的に生活をしていけば賞与を利用して貯金をすることだってできるのです。

仕事の内容は?

新聞奨学生の制度を利用するとき、気になるのが「仕事の内容」です。毎日育英会の仕事内容は次のようになっています。

・配達
・集金
・付随業務(チラシ広告の折込作業や配達の順番が書かれた配達順路帳、読者増減簿の作成などの簡単な事務作業と、PR宣伝物や試読紙の配布などのPR活動)

です。

仕事量はコースによって異なっており
Aコース…朝刊夕刊の配達+集金+付随業務 労働時間平均6時間
Bコース…朝刊夕刊の配達+付随業務    労働時間平均5時間
Cコース…朝刊の配達+集金+付随業務   労働時間平均4.3時間

です。

配達のタイムスケジュールとしては
朝刊配達(準備を含む)…2時30分頃から3時間位
夕刊配達…夕刊到着後(15時頃)から2時間位

となっています。また、販売所で取り扱う商品を配達することもあります。
日曜・祝日の夕刊配達はありません。

配達に使用するのは、原付バイク(50cc)か自転車です。必要なヘルメットや雨具等は販売所が用意するので、自分で準備する必要はありません。また、原付バイクを使用する場合でもガソリン代は販売所が負担してくれます。女子には防犯ブザーも用意されます。そして、スタッフジャンパーも入会時に支給されます。

集金は、月末から月初めにかけて、新聞購読料を集金するというものです。近年はクレジットカード払いや口座からの引き落としが多くなっており、集金は減っているといわれています。

そして、付随業務ですが、これはチラシ広告の折込作業や配達の順番が書かれた配達順路帳、読者増減簿の作成などの簡単な事務作業、加えて、試読紙や宣伝物の配布などのPR活動のことです。営業業務は任意ですので、義務ではありません。パソコンで読者管理がされているので、慣れればスピーディに作業ができるようになります。

コース制なので自分のライフスタイルに合ったコースを選べる

毎日育英会は、コース制を採用しているため、自分のライフスタイルに合ったコースを選ぶことができます。無理なく働きながら卒業を目指すことができるのは利用者にとって大きなメリットとなります。

年制
コース
返済免除限度額
概要
4年制 Aコース 520万円 4年間通算520万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額400万円未満の場合、差額を支給します。
B・Cコース 440万円 4年間通算で440万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額400万円未満の場合、差額を支給します。
3年制 Aコース 390万円 3年間通算390万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額300万円未満の場合、差額を支給します。
B・Cコース 330万円 3年間通算で330万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額300万円未満の場合、差額を支給します。
2年制 Aコース 260万円 2年間通算で260万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額200万円未満の場合、差額を支給します。
B・Cコース 220万円 2年間通算で220万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額200万円未満の場合、差額を支給します。
1年制 Aコース 130万円 1年間通算で130万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額100万円未満の場合、差額を支給します。
B・Cコース 110万円 1年間通算で110万円まで学費を貸付、返済免除します。
卒業までの貸付額100万円未満の場合、差額を支給します。

年制とコースごとに支給される奨学金の金額が細かく設定されていますので、自分の進学先の学校の年制や授業時間をしっかり考えて合ったものを選ぶのがポイントになってきます。

有給はあるの?

働きながら学校に通う”毎日育英会”ですが、たまには休みだって欲しいですよね。

毎日育英会では、初年度から10日の有給休暇があります。(6ヵ月勤務後)そして、2年目以降は毎年1日ずつ有給休暇が加算されていきます。これは、労働基準法準拠に基づいたもので労働者の権利ですから、有給休暇を利用してたまには里帰りをしたりできます。

「新聞奨学生制度は魅力があるけど、ずっと働き通しなんじゃ…」と心配することはありません。

まとめ

毎日育英会では、コース制が採用されているため自分の進学先にあったプランを選べる新聞奨学生の制度を運営しています。歴史と伝統ある毎日育英会からは、たくさんの社会人が世に羽ばたいており、学生の将来を応援しています。経済的な理由で進学が厳しいという方は、是非、利用を検討して見てはいかがでしょうか。
毎日育英会の公式サイトはコチラから

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