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『私、貴乃花光司は、年寄を引退する旨の届けを提出しました』

戦後70年、時津風部屋以来の一門設立。親子共々相撲力士。バブル時代は『若貴フィーバー』として角界を率いた角界のプリンスは、日馬富士暴力事件をきっかけに、角界の大御所たちに引きずり降ろされてしまう末路となった。

理事会はなぜ躍起になり、貴乃花を潰しにかかるのか?

告発状を無効にするだけでは気が済まなかった理事会

貴乃花親方は記者会見で、引退理由を淡々と語った。

©nikkei.com

’18年3月9日に、元横綱・日馬富士が起こした貴ノ岩に対する暴力問題について内閣府に告発状を提出した事。弟子である新十両の貴公俊が付き人に暴力をふるう事件さえなければ取り下げる事はなかったという事。

だからこそ降格処分を受け止めていたが、理事会側が、元貴乃花一門の親方衆に脅すかの様に、
今月27日までに既存5門のうち、どれかに所属しなければ部屋を持つ事は許可しないという通達を7月の理事会で決定していた。

今年6月に解散した貴乃花一門の親方衆のうち貴乃花親方以外の7人と、昨年12月に時津風一門を離脱して無所属になっていた3人の親方はそれぞれ、二所ノ関、出羽海一門への加入が事実上決まっていて、貴乃花親方だけは無所属になっていた所在だった。

それだけでなく、貴乃花親方が出した告発状について理事会は事実無根と突っぱねられてしまったのだ。
公益法人でありながら、ここまで来ると一党独裁で極右。安部政権と悪い意味で被る所があり、勇気を出してモノを言うことができない集団になっているのだ。

貴乃花部屋の弟子、床山、世話人は、長い付き合いがあり同門だった千賀の浦部屋に移籍するという。これは弟子全員の希望だった。

日々、父・満さん(元大関・貴乃花)の墓前で報告していたという貴乃花親方は『見守ってくださいとお願いしていたのですが、(それも)今日までで、終わりますと報告します。』と記者会見で述べた。

だが肝心の相撲協会の芝田山親方(元横綱大乃国)は貴乃花親方が提出した引退届及び、所属力士の千賀ノ浦部屋への所属変更願には書類に不備があるとして受理できないとしている。

この件に関して、NPO法人POSSE代表・今野晴樹氏は、相撲協会の対応についてこう語る。
『退職しようとしている者や、辞めようとしている者に対し、「形式が整っていない」などと理由をつけてやめさせないことは、違法行為を繰り返す企業が頻繁に行う行為』と言及している。

何故ここまでして角界は貴乃花親方を潰しにかかるのだろうか。

何もかもが特別だった貴乃花への恨みか

そもそも貴乃花一門は、大所帯だった二所ノ関一門を破門にされた親方が作ったグループから生まれたものだった。
8年前、貴乃花は藤島部屋を持っていたのだが、協会理事選立候補を巡り、’10年に支持する支持する親方たちと作ったグループが前身。

所属していたのは、15代常盤山(元小結・隆三杉)、19代音羽山(元大関・貴ノ浪)、18代間垣(元横綱・二代目若乃花)、16代大獄(元関脇・貴闘力)、12代二子山(元十両・大竜)、12代阿武松(元関脇・益荒男)を率いて独立。
’14年に一門に格上げた時には、1945年(昭和20年)に時津風一門が出来た時以来の新一門誕生となった。

’17年(平成29)秋の日馬富士による貴ノ岩暴行事件の後、時津風部屋から、20代錣山(元関脇・寺尾)、19代立田川(元小結・豊真将)、23代湊(元前頭・湊富士)が加わった。

だが、’18年2月に、貴乃花親方は理事候補戦で理事を解任され、年寄に降格。6月に阿武松一門に改称を申し入れしたが一蹴され、7月に各親方に、既存の5門どれかに所属しなければ巡業に出すことはできないという理事会からの通達が来たという。しかもこの知らせ、
貴乃花親方には期限ギリギリに知らされていた

野球賭博問題で’10年に廃業に追い込まれた元貴乃花一門の貴闘力忠成(50)は、日馬富士問題以前から、貴乃花親方に対する風当たりは協会内では強かったと、記者会見翌日の26日、日テレ系の番組に出演し明らかにした。

自身も野球賭博問題で理事会全員の前で、つるし上げに遭ったという貴闘力は、相撲協会に圧力があるのは昔からだと強調。自分は『息子が相撲取りになるのであれば、協会の不利益になる様なことがいっさいしゃべるなと理事会で言われたという。ただ貴闘力が貴乃花を援護しても、協会側はギャンブル依存症で解雇になった親方の戯言と真面目に受け取らないだろう。この点も貴乃花にとってみれば不利な点だ。

だがそんな貴闘力でも気になるのが、貴乃花への独特のやっかみがあるという。

貴乃花は、現役力士時代、千代の富士引退後、兄・若乃花と若貴フィーバーを起こし角界を引っ張ってきた。その後、大鵬、北の湖に続き『一代年寄』が許されただけでなく、戦後初めて新一門を開いた。

貴乃花には何もかもが『特例』だった事に心の底では、やっかみを持ち、何かあれば潰そうと思っていた親方衆もいた事も確かだという。

協会をよくしようと思うのは、どの親方も理事も年寄も変わらない、暴力を追放しようとする思いも変わらないという。
だが貴乃花の会見から2時間後に反対を述べた芝田山親方(元横綱・大乃国)は犬猿の仲だったのは公然の秘密だった。

スウィーツ親方として、真面目な人柄が愛される芝田山親方だが、コツコツ努力型で、メディアの脚光を浴びる貴乃花が目の上のたんこぶだった事は違いないだろう。

今回こうしたやっかみや、パワハラ問題が表面化したことで、八角理事長の進退問題にも響くことはたしかだ。

相撲への愛がなくなったわけではない

引退を決めた親方だが相撲への愛がなくなったわけではない。
土俵に育てられ、物心ついた時から土俵と共に人生があったという貴乃花親方。自宅である土俵は、そのままにしておくという。

今後、私の弟子はなくなりますが、迷った時に私の所に来てほしい

おそらく貴乃花親方は、横綱が引退後、協会に残らない事も気にかけているのだろう。それだけ今の相撲を運営する内部組織が閉鎖的で魅力のないものである事に気が付いているからこそ犠牲になったのだろうと思う。

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